江戸の料理と食生活
サイズ・表紙/重量:A4・S/670
状態:中上
著者/編集:(文)飯野亮一ほか下3名/原田信男
図版/装丁・デザイン:青柳達夫、蓬生雄司他/谷口雅雄
発行所:小学館
出版年:2004
在庫:在庫僅少
- 価格:
- ¥1,900
【本の紹介】
【本の紹介】 鮨、鰻、天ぷらなどの始まりから食材の生産流通まで、土地に根ざした食文化の伝統と発展を探る。江戸人のスローフード生活を見る図版350点余
江戸人のスローフード生活を見る。鮨、鰻、そば、天ぷらなどの始まりから食材の流通まで、食文化の伝統と発展を探る。収録図版350点余
【店主の感想】
【店主の感想】 日本の食べものの歴史や原点に興味がある方におすすめしたい本です。江戸時代にあった太平の世と呼ばれる時代に日本人の食生活は向上し、江戸では日本の美食と言われる料理の一つの礎が築かれたことがわかります。この本ではそれを裏打ちする資料や料理の再現の写真が説得力を持っています。本当に日本人に生まれておいしいものを食べることができるようになって良かったとしみじみ感じることができます
この本は江戸時代を描いた本ですが、写真がカラーでとても見やすくなっています。それは当時の絵図資料もなるべく色見がきれい、あるいは色を付けたものを選び、現在に伝わる食品や食材は改めて写真を撮影するという工夫があるからです。写真にある夜鳴き蕎麦屋台は復元されたものですが、「単身者の食生活を支えた外食産業」とタイトルを付けてあるので、何を言いたいのかがよくわかります。1836年(江戸後期)には屋台が6000軒以上あったそうです。当時の役人もこの本の著者もよく調べたものだと感心します