山道具が語る日本登山史
サイズ・表紙/重量:A5・H/440
状態:単
著者/編集:布川欽一/
発行所:新報新報出版
出版年:2000
在庫:在庫僅少
- 価格:
- ¥900
【本の紹介】
ウェストンのピッケル、喜作新道の開削道具、加藤文太郎の山スキー、シュナイダーの愛用具、鹿島山荘の登頂者名簿、切れたナイロンザイル、植村直己の生活用具
【店主の感想】
スポーツの図鑑製作は難業です。写真や図で理解できるのはほんの一面しかありません。登山は小説の名作も多いですが、本当にそこに登場する登山家の心の動きを理解できるのは本気で山登りをした人だけではないかと思います。本書は“山道具”という登山家が好んで使う用具の言い方をタイトルにして、それを写真で記録することにより日本におけるスポーツ登山の発展史を紙に焼き付けることに成功していると思います。命を預けることになるその道具は決していい加減に作られたものであってはならないことが伝わります。