日本のチンチン電車
サイズ・表紙/重量:A4短・H/930
状態:中
発行所:読売新聞社
出版年:1972
在庫:在庫僅少
- 価格:
- ¥1,900
【本の紹介】
明治28年に市街電車が走り出したが、今では次々と姿を消していく。路上の王様から市民の足、そして保存車リストへ
【店主の感想】
京都に初めて市電が走った明治の中頃、交差点などでは赤旗を持った少年が車両の走る先を駆けて「あぶのうおっせ」と言って歩行者を避けさせたそうです。そんなほのぼ話の時代は急速に去り、戦後モータリゼーションの波に呑まれチンチン電車はその役割を終えました。車両の処理で名古屋市電は伊勢湾に漁礁として沈められるなどしました。激しく移り行く都会を写し出した貴重な写真が歌う路面電車の賛歌で鎮魂歌ではないでしょうか